深緑野分「ベルリンは晴れているか」本屋大賞3位

ヒトラーのナチスの時代そして敗戦後のドイツの国民の隣近所の人たちが、疑心暗鬼に暮らさざるを得ない不幸せ、裏切り、密告を恐れながらの生活。そんな中で恩人が歯磨きに混入させた青酸カリで殺される事件が起きる。ミステリーの面白さもある中でこの世界で実際に生きた人々、人間とは思えない行動の恐ろしさを感じる。アウシュビッツなどの残虐行為は一部のナチの人たちによるもので一般の国民はそうではなかったなどと言われるがそうではない。ヒットラーは当時ドイツ国民によって民主的に選ばれた党首なのだから国民全体に責任があるのは当然である。藤原正彦が「国家と教養」の中で言っているように国民が教養を持たなければ衆愚政治になってしまうし、ポプリズムが蔓延しこのように恐ろしいことになってしまうことにもなるだろうと。現にヨーロッパでもネオナチが再燃しているようでもある。中国の習近平は憚かりもせず世界の覇権を目論んでいる。全世界が平和で人間らしく幸せに暮らすことがいかに難しいことなのか。人間に欲がある以上永遠に解決しない問題なのかもしれない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック