知念実希人 「螺旋の手術室」

純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は・・・父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始める。ミステリー小説なのでこれ以上書くわけにはいかない。
 この小説の中で、ハンチントン病という恐ろしい病気を初めて知った。遺伝性の病気で1/2の確率で遺伝し、とくに父親から受け継いだものが恐ろしく、若いときは正常なのに40歳を過ぎる頃に発症すると脳に異常を来し異常な行動や舞踏病のような症状が出るという。この病気には未だに治療の方法がないらしい。これとは全く違うが胎内感染による先天性梅毒がよく似た症状である。実は私がまだ高校生の頃だった。日頃付き合っていた隣の神戸商大の大学生が突然朝早く素っ裸で川に浸かって度胸試しなどと言って異常な行動と異常な叫びを目の当たりにしたことがある。いつもは大変おとなしい人なので何故だろうと思ったが後に分かったことは母親が梅毒に侵されたまま、ろくに治療をしなかった結果らしいことは分かった。このことがあって本人は直ちに退学して入院してしまった。
その後がどうなったかは知らない。
 今ではこのような病気の人はないだろうが、戦後間もない頃は結構多かったのではなかろうか。生まれてきた子供は全く罪もないのにひどい話である。これは親の責任であってハンチントン病のような遺伝ではない。もし親がハンチントン病であっても若いときにはまだ発症していないので、親から知らせれない限りは本人は知らないまま結婚することになってしまうことは恐ろしい限りだ。

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