木内昇 「万波を翔ける」

幕末から新政府にかけて英国、フランス、その他外国との外交に一生をかけた田辺太一を主人公として描いたノンフィクションである。若い頃勝海舟とともにアメリカを訪問することを思いながらも期待が外れ、その後の1回目の欧州使節団からも外され、やっと訪れた要請は横浜港の鎖港の交渉だった。しかし、それは自分の考えとは異なる不本意な交渉なのにやるしかない。しかし幕府の要請は受け入れられず失敗に終わる。その後二度目はパリ博覧会の使節としてフランスを訪問であったが幕府使節より先に薩摩に先を越されてしまっていた。失意で帰国する中途中のセイロンで大政奉還を知ることになる。何やら自分が誠心誠意一所懸命してきたことが全てうまくいかない。帰国すれば幕府は崩壊、かっての上司はバラバラ。戊辰戦争へと続く。そんな時太一は自分がやってもできなかった失敗の記録、やってはならない外交の気構えなどを書面にして勝海舟に手渡す。それがきっかけでのちに勝海舟から何度断っても要請されついに日本の為にと考え新政府で外務省に入る。
 中国人による収賄らしきIR担当自民党議員やらサボタージュばかりの野党議員など今の日本の腐った政治を見ていると業腹の限りである。このころの政治家の方がはるかに国益を真剣に考えていたように思う。今の日本が変わらなければ百田尚樹のいう「日本はカエルの地獄」に落ちるだろう。学力も北京が第一位で日本はずっと下位なのだから始末が悪い。

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