クライブ・ハミルトン著「Silent invasion」目に見えぬ侵略をよんで

著者はオーストラリアが中国に侵略されつつあることをいろいろな、事実に基づいて書いたものでオーストラリア同様日本もかなり浸食されていると書かれている。以前百田尚樹氏が「カエルの楽園が地獄になる」ことを書いていたが似たような内容である。オーストラリアの場合、主な政治家に莫大な援助資金を提供,事実上買収し、挙げ句中国共産党の工作員に脅迫されながら言うことを聞かされる羽目になってしまう。経済界にも莫大な資金を投入するなどして、無理矢理中国びいきの政治、経済政策を強いるなどやっている。また習近平は世界各国に散らばる500万人ともいわれる華僑を北京に呼び寄せ中国共産党の世界制覇のために協力させるなどの手を使っているという。僑務というらしい。オーストラリアには中国系オーストラリア人を含めて約100万人いるらしい。本来のオーストラリア国民が中国を批判する民主的なデモをすると中国の留学生までもが挙ってそれを暴力的に排除するのだという。何故ここまで中国にのさばらせてしまったのか我々日本人にはちょっと理解に苦しむが、おそらく初めは密かに解らないように静かに浸透していった結果なのだろう。習近平が世界の覇権を握るために必要なことはアメリカとの同盟国にアメリカの間に楔を打つことでオーストラリア、日本がまずターゲットなのだ。事実と異なるでっち上げの歴史を作り上げオーストラリアは中国人が最初に発見したなどと胡錦濤はオーストラリアの議会で演説をしたという。だから南シナ海一帯も中国の領海であると。日本の尖閣諸島、琉球も同じ言い方だ。習近平は世界覇権を握るためには国際法も関係ないのである。どんな手段も用いるかは我々の予想が及ばない事も多いだろう。武漢ウイルスを故意にばらまいたかもしれない。中国人の女性芥川賞作家がそう指摘しているし習近平を決して許さないと。
 話は変わるがこの本を読む前に北方謙三氏の「水滸伝全19巻」を読み続けている。ちょうど半分くらい読んだところだが、オーストラリアでのやり方が水滸伝でのやり方とよく似ている感じがした。こちらは習近平とは逆で宋の悪政を正すために心ある人たちを集めながら、村民、敵方の官軍のなかも浸透しながら同意集団を築きながら十数年もかけて対抗する話なので賄賂の政治をただし民を救うための世直しである。対立する官軍たちにも不満分子はいるのでそこに浸透するやり方は似ているものの買収による方法ではなく「替天行道」を掲げての正攻法であるところは全く異なる。しかし、いまだに中国の賄賂政治は続いているし、今の方がよほど世界が迷惑する悪政である。ナポレオンはあの時代に中国はずっと眠らせておけ!起こしたらやっかいなことになると言っていたのは先見の明がある。中国を起こしたのはアメリカと日本が主犯であるのもやりきれない気がする。こんな中国に安倍政権は何故黙っているのか。日本固有の領土を侵略されそうになり、抗議をしても聞く耳をもたない。最近アメリカは尖閣諸島に対する考えを従来と変え、明確にした。南シナ海、尖閣諸島を侵すことを許さないとポンペイオ長官は宣言した。自由主義諸国が結束して中国を封じ込めるべき時ではないか。日本企業は早期脱出を政治的に図るべき時である。
サプライチェーンの問題にしてもここまで中国一辺倒にしたのは、サラリーマン社長が自分の任期中さえよければという自己中心利益主義の末路であろう。この問題は企業自体の責任は当然だが政府が放置したのも問題がある。初めから分散するのが安全経営の鉄則である筈なのに。

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