海部陽介 「日本人はどこから来たのか?」

約10万年前、アフリカを起源とする私たちに祖先ホモサピエンスは、およそ4万8000年前ヨーロッパへ向かう集団と東に向かい、ヒマラヤ山脈をはさんで南北に分かれて拡散し、1万年後に東アジアで再会する。そして私たちの遙かなる祖先は日本列島に3つのルートから進出したという。3万8000年ほど前に朝鮮半島、対馬経由で、南からは台湾方面から与那国島、沖縄へと、北からは2万5000年ほど前にシベリアから北海道へときたらしいことが次第に明らかになってきたという。これらの推測には当然それ相応の証拠が必要であり、それは遺跡や人骨の場所や年代の特定が必須である。年代については放射性炭素同位元素の半減期による測定で今では確立された方法である。
 この中で著者らは台湾から当時どのようにして日本にたどり着けたかを実証するために原始的な丸木舟をこしらえて人力のみで黒潮をのりこえて与那国島に到達できるかを実験したのである。この内容はつい先週の7月24日のNHKクローズアップ現代で放送した。
 この本を読むと世界中のすべての民族がアフリカを起源とするホモサピエンスに収斂することになるが、皮膚の色、目の色、体の形、大きさなどの違いがどうのように形成されたのかは全く分からないが何故なのだろう。同じ東洋人であっても日本人と中国人は似ていても朝鮮人とはどこか違う。
何万年もかけて移動しているうちにその場所に適応した人種に変化したのだろうか。まだまだ不思議なことでいっぱいである。

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